土木工事

宅地造成工事、宅地への車両乗入施設工事、一般住宅などの外構・造園工事も手掛けております。

宅地造成工事とは

造成工事とは傾斜になっている土地や山、田んぼや畑がある土地を、宅地や駐車場など用途によって、活用できるように整備する工事のことです。ただ土地を平らにすればいいという単純なものではなく、地震などの災害時でも安全性が配慮される必要があります。そのため宅地造成等規制法にもとづいて、区域内の都道府県に申請しなければなりません。

造成は空き地などの土地を、用途によって使用できる土地にするために、法律的に工事することなので、整地や更地の工事より規模も範囲も大きくなります。整地は元々住居などが建っていた土地を、きれいな状態にすることです。建物の解体で出たがれきを取り除き、重機を使用して土地を固める作業を行います。

造成工事の流れ

1.地鎮祭

これは行わないケースもありますが、土地によってはその地域の神主さんに、土地のお祓いや清め、安全祈願を行っていただくこともあります。
「そんなところから?」と驚く方もいるかもしれませんが、無事に施工を行うためにもとても大切なことです。

地元の宮司さんと執り行います

2.地盤調査

建築に設計図が必要なように、宅地造成にも施工前の準備は必要です。
地盤調査はまさにその準備段階の役割を担う作業です。
工事に入る前に、地盤の強度を調べ、住宅を建てるのにふさわしい土地がどうかを見極めます。
地盤調査が無事に済んだら、いよいよ着工です。

施工前の大事な見極め作業です

3.盛り土や切り土など

ここから宅地造成の専門的な作業に入ります。

盛り土と切り土はどちらも傾斜をなくす工事で、
盛り土は低い部分に土を盛って傾斜をなくし、
切り土は高い部分を崩して傾斜をなくします。

盛り土と切り土と違い

4.地盤を固める

3の工程が終わったら、次に素地を固めます。
特殊な工業用機械を使用してさらに地盤を押し固めていくのですが、この作業はいうなればメイクの前に肌のきめを整えるようなものです。
住宅建設やコンクリートを敷く作業をメイクだとすれば、それをさらに崩れにくくするイメージですね。

転圧という作業で地盤を固めます

5.コンクリート敷設や擁壁の設置など

コンクリート敷設は前述のメイクにあたる作業です。
擁壁の設置は、先ほども出てきましたが、残った斜面や崖にこれを行うことで地盤の崩壊を防ぎます。

説明文を入力

6.工事完了

最後に、軟弱層(地盤の特に弱い部分)の掘り出しやロードローラーによる転圧(押し固めること)を経て工事完了となります。

造成工事が完了したことを記録します